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院長のひとりごと．．．昨日、今日、明日

2004/11/22

「矯正治療」．．．必要ですか？

矯正相談でよくされる質問です。 一般的に「病気」は、誰が考えても治療が必要です。　なぜなら、それに伴い明らかな不都合が生じるからです。　具体的にいえば、「痛み」がその代表選手で、その究極が「死」ということになります。 大半の方の歯並び、噛み合わせが悪い状況は、その状態が極度に悪くない限り、「病気」といえるほどの状態ではないと思われます。 （機会があれば病気としての噛み合わせについて述べたいと思います） ですから、治療の必要性の基準が、個人の感覚や、要望ということになります。 別の観点から言えば、その国民や種族の文化や習慣が、治療の必要性の基準となります。 アメリカで矯正治療が盛んなのはそんな理由でしょう。 日本人は昔から、控えめに、手で口元を隠して笑うことが美徳としてきました。 現代ではそんなことはなくなってきましたが、心の根底にそのようなDNAが残っているような気がします。 今年の夏にアテネで活躍した、水泳のメダリストの大きく口を開けた笑顔を思い出してください。　みんなすばらしい笑顔でしたが、私は、やはり、きれいな歯並びの方が、より素敵な笑顔だったように思います。　 これからは国際社会、矯正治療の必要性の基準も変ってきています。 皆様のご意見などもぜひお伺いしたいので、ご意見などあれば、お気軽にメールください。