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院長のひとりごと

院長のひとりごと...昨日、今日、明日

2006/06/29

学校歯科健診
写真は大宰府の菖蒲です
今年も、私の担当する小学校の学校健診が終わり、ホッと一息ついています。
そこで、以前より学校健診で思っていることを書いてみます。
学校健診で、かみ合わせについての健診を行わなければならなくなって、かなりの年数が経ちました。 学童期に噛み合わせについて健診をおこなうことは有意義なことであると思いますが、私はいくつかの要望と不満を持っています。
まず、健診の目的とその基準がいまだにはっきりとしない事です。
もともと歯科医療において、歯並びや噛み合わせの病気としての定義づけが、きちんとは出来ていないようですから、なかなか難しいとは思います。

私は...

1)症状の重症化の防止や早期治療(タイミングの良い治療)の時期
2)発音や咀嚼(物を食べること)の機能異常と学校生活の問題

を考慮するようにしていますが、判断が難しいことがあり、反対咬合や著しい開咬は、まだ健診時にある程度判断できるのですが、凸凹な歯並びや出っ歯はその症状で、機能異常の程度をどのように判断するか悩んでいます。
また、学校健診で噛み合わせに問題があると判定されると、学校からその旨の連絡が書面でいきます。 これはむし歯の場合と同様ですが、一般に矯正治療自体保険診療でありませんし、学校からの手紙を持ってその相談を受けることも原則としては保険診療ではないのです。 しかし、書面には必ず歯科を受診するようにと書かれています。
現状の医療行政のもとで「治療まで保険診療に」とは望めないと思いますが、せめて歯科医への健診についての相談や、健診に基づく細かな診察を受けることぐらい保険で行うことは出来ないものかと思います。
ちなみに学校健診は文部科学省、医療保険は厚生労働省の管轄です。日本のたて割り行政では、事の打開のためには国民が声をあげなければ!とも思います。
 
学校健診についての詳細は福岡県学校歯科医会のHPをごらんください。






 
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